考え方

稲盛さんと一人さんから教わった「困難にあった時の考え方」とは

2024年3月20日

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海
しゅう
しゅう

こんにちは。しゅうです。

当ブログに訪問してくださり、感謝してます!

私が師と慕っている稲盛和夫さん(以下、稲盛さん)と斎藤一人さん(以下、一人さん)。

お二人とも実業家として大成功され、書籍も多く出版されています。

ここでは、お二人がどのような考え方をし、人生を切り開いてこられたかについて書いていきます。

今回はお二人から教わった「困難にあった時の考え方」をご紹介します。

しゅう
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この記事は次のような人におすすめです!

・困難への対処法に興味がある人

・稲盛さんの考え方を知りたい人

・一人さんの考え方を知りたい人

稲盛さんが救われた困難にあった時の考え方とは

人によかれと思ってやったことが裏目に出ることが人生においてはありますね。

稲盛さんにもそのようなことがありました。

それは、京セラが許認可を受けずに医療用材料を製造、販売したとして、メディアから非難を浴びるという出来事でした。

この医療用材料の販売は、すでに許認可を受けて製造していた医療材料を、医師や患者さんからの強い要望があったため、他の部位に応用したというものでした。

私は医療機関に勤めていますが、医師は病院にすでにある医療用材料よりも、自分が気にいった医療用材料を取り寄せてでも使うということはよくあることです。

このメディアからの非難に疲弊した稲盛さんは、親しくされていたお寺の老師を訪ね、このお話をされます。

そこで稲盛さんは老師から慰めの言葉をかけてもらえると思われていましたが、そうではありませんでした。

老師は次のようにお話をされます。

「災難にあったら、落ち込むのではなくて喜ばなくてはいかんのです。災難によって、いままで魂についていた業が消えていくのです。それぐらいの災難で業が消えるのですから、稲盛さん、お祝いをしなくてはいけません」

稲盛和夫 生き方 P236

この言葉を聞いて稲盛さんは、最高の教えを授けてもらったと感謝されています

この老師のお話は私たちの仕事人生にも応用できますね。

困難にあったら、「こんな災難で業が消えるなんてよかった。お祝いでもして、また明日からやり直そう」なんて思えたら、最強です。

なお、業(カルマ、または、ごう)とは、仏教においては、「行動」と「結果」を意味します。

身体的な行動を身業、言葉を発することを口業、心に思うことを心業と言い、業があるかぎり輪廻は続くと考えられています。

一人さんが思う困難にあった時の考え方とは

一人さんも稲盛さんと同じく仏の教えに詳しい方です。

よく因果のお話をされていますので、それについてここで書いていきます。

まず、「因果って何ですか」ということですが、これは「業(カルマ)」とも言いますが、このカルマは、悪いことをすると悪いことが起きるということ。

悪いことをして、悪いことが起きるのが、「カルマ」

一方、良いことをして、良いことが起きるのを「ダルマ」といいます。

この因果を怖いものだ、って思っている人がいますが、因果って怖くもなんともありません

例えば、私が一人さんの足を踏みます。

それで、足を踏んだ私はその痛みが分かりません。でも、足を踏まれた一人さんは痛みがわかります。

そして、今度は私が一人さんに足を踏まれます。そうすると、私もやっと人に足を踏まれたら痛いということが分かります。

「足を踏まれたら痛いことが分かった。こんなことは、二度とするのを止めよう。人の嫌がることは止めよう。」となったら、これを因果の成就と言います。

もう、その因果は成就したから、消えちゃうんです。

もう一つ例をあげます。

例えば、仕事で上司の機嫌が悪く、上司からガミガミ怒鳴られるという困難がやってきたとします。

そのとき、「私も前世で上役だったとき、よく部下に怒鳴ってたんだな」「怒鳴られたけれど、今日だいぶ、因果を刈り取ったな」と。

だから、「因果を刈り取ったから、今日はお祝いでもしよう」と思えばいいんです。

それなのに、多くの人は「なんで私だけこんな目にあうんだ」って、せっかく因果を刈り取っているのに、そこにまた不平不満の種を蒔いてしまう

すると、それをまた、未来で刈り取ることになってしまいます。

これを「因果が巡る」といいます。

自分がやったことは、必ず自分で刈り取らされます。

もし、今世で行った良いことが刈り取りできなくても、来世で刈り取ることになります。

だから、今世にいいことが起こらなくても、来世で刈り取れますので、今世は良いことをコツコツとするように努めていきましょう。

まとめ

今回の記事では「困難にあったときの考え方」について解説してきました。

本記事の要点は以下のとおりです。

まとめ

  • 災難にあったら、落ち込むのではなく、これで業が消えたと喜ぶようにします。
  • 上司に怒鳴られたら、「私も前世で上役だったとき、よく怒鳴ってたんだな」「これで因果が刈り取れたからお祝いでもしよう」と思うようにします。
  • 上司に怒鳴られて、「なんで私はこんな目にあうんだ」って考えたら、また不平不満の種を蒔いてしまうことになります。それを未来で刈り取ることになってしまいます。

ぜひ、困難にあったときの考え方を実践し、自分の因果を消していきましょう。

参考文献

稲盛さんや一人さんの考え方については、以下の本で触れられています。

とても素晴らしい本ですので、ぜひ手に取ってみてください。

  • 生き方

 2004/7/22 サンマーク出版 稲盛和夫著

  • 斎藤一人 知らないと損する不思議な話

 2012/10/4 PHP研究所 斎藤一人著

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