こんにちは。しゅうです。
当ブログに訪問してくださり、感謝してます!
読書をしたくても時間が取れない、重たい本を持ち運びたくない。
そんな方におすすめなのがオーディオブックです。
ここでは、オーディオブックとは何か、どのようなメリット・デメリットがあるかなどを解説します。
この記事は次のような人におすすめです!
・オーディオブックとは何か知りたい人
・オーディオブックのメリット・デメリットが知りたい人
・読書習慣を身につけたい人
オーディオブックとは何か?
オーディオブックとは、ナレーターや声優さんが書籍を朗読してくれる「耳で聴く本」です。
音楽を耳で聴いて楽しむように、本を耳で聴いて楽しむ「新しい読書スタイル」とも言えます。
最近ではAIの発達により、合成音声(コンピュータを用いて文章を人工的に作成し、読み上げる技術)によって作られた作品も増えてきました。
オーディオブックの購入方法は、単体で購入する方法、聴き放題のサブスク形式で購入する方法などがあります。
ただし、聴き放題では、すべてが聴けるわけではなく、提供者が聴き放題の対象オーディオブックと指定しているものだけが聴けます。
私は、基本はサブスク形式で利用し、どうしても聴きたい本がサブスクの対象になっていない場合は、単体購入するというスタイルを取っています。
現在、複数のオーディオブック配信サービスが提供されていますが、各社により利用プランや料金、配信数など違いがありますので、自分に合ったサービスを見つけましょう。
オーディオブックのメリット
オーディオブックには、次のようなメリットがあります。
- ウォーキングや家事、他の作業中や移動中にながら聴きができる。
- 目を使わず、耳を使うので、目が疲れない。
- 倍速再生により時短ができる。
- 簡単に読書習慣を身につけることができる。
- 知識や教養、スキルなどの学習に活用できる。
- 本を保管する場所がいらない。
- プロのナレーターが本を朗読するので聴きやすい。
- 聴き放題なら普段読まない本にもチャレンジしやすい。
- 同じ本を繰り返して聴きやすい。
その他にも様々なメリットがあります。
次にこれらのメリットを一つひとつ解説します。
ウォーキングや家事、他の作業中や移動中にながら聴きができる
オーディオブックは目や手を使わず、耳で聴きますので、ながら作業に向いています。
- ウォーキングや筋トレなどの運動中
- 料理やアイロンがけなどの家事中
- デスクワークや庭の手入れなどの作業中
- 車の運転や電車での移動中
などにながら聴きができます。
読書をする時間が取れないという方でも、何かをしながらであれば、時間の負担もなく効率的に読書できますね。
最近、タイムパフォーマンスを大事にする方が増えてきていますので、そのような方におすすめのサービスです。
私はながら聴きが好きなので、運動中、家事中、作業中、移動中のすべてでオーディオブックを聴いています。
目を使わず、耳を使うので、目が疲れない
ビジネスパースンは毎日の仕事、学生さんは毎日の授業で目を酷使しますね。
さらに本を読むとなると、目の負担が増してしまいます。
オーディオブックであれば、基本的に耳だけを使いますので、目が疲れません。
また、目が不自由な方、ドライアイになりやすい方などにもおすすめです。
私は仕事ではデスクワークを主にしており、1日じゅうパソコンのモニターを見ています。
さらに仕事前の早朝からパソコンに向かってブログを書いています。
だから仕事やブログ作成以外ではできるだけ目を休めたいので、オーディオブックを重宝しています。
倍速再生により時短ができる
どのようなジャンルのオーディオブックを聴くかにもよりますが、例えば、ビジネス書を「1倍速」で聴くと遅く感じる方が多いと思います。
逆に英語のリスニングをする際、英語初心者の方は「1倍速」よりも遅く聴きたいこともあると思います。
このようなニーズに応えるため、たいていのオーディオブック配信サービスには速度調整機能がついています。
後述する「audiobook.jp」であれば、再生速度を0.5~4倍速まで、「Audible」であれば、0.5~3.5倍速まで調整することができます。
この速度調整機能を使えば、時短ができ、効率的にオーディオブックを聴くことができます。
私はビジネス系や自己啓発系の本を聴くことが多く、だいたい1.7倍速くらいで聴いています。
通常4時間のオーディオブックであれば、2時間20分くらいで聴き終えることができる計算になります。
オーディオブックは聴くのに時間がかかる、といわれることもありますが、倍速機能を使えばクリアできます。
簡単に読書習慣を身につけることができる
オーディオブックはスマートフォンがあれば、いつでもどこでも聴けるので、読書が苦手な人でも無理なく始めることができます。
例えば、1日1時間の家事時間がある人は、1週間で7時間を確保できることとなり、この時間に1冊7時間で聴ける本を聴き終えることができます。(3~4時間程度がオーディオブックの1冊の平均的な時間です)
1ヶ月であれば、4冊聴き終える計算になります。
このようにながら聴きで、簡単に読書習慣を身につけることができます。
日本人の平均読書量は1ヶ月に1冊程度ですので、4冊聴き終えれば、平均をはるかに超えることになります。
私は読書が好きなので、人より多めに本を読んだり聴いたりしていますが、読むと聴くの比率は「2対8」といったところです。
オーディオブックを聴くようになってから、読書量がかなり増えました。
知識や教養、スキルなどの学習に活用できる
オーディオブックのラインナップには、ビジネス、自己啓発、歴史など知識や教養を高めることができるものが多くあります。
紙の本では教養系は分厚いものが多くあり、購入しても読み始めるのに勇気がいったりします。
しかし、オーディオブックであれば、そのハードルが低く抑えられます。
また、語学学習や試験対策本が充実しているサービスもあります。
例えば、英語のリスニング用教材を繰り返し聴いたり、速度を変えて聴いたりすることで、リスニング力を高めることができます。
試験対策本も繰り返し聴くことで記憶に定着させることができます。
私は、通勤大学MBAシリーズを通勤時に繰り返し聴いて、ビジネス知識を高めたりしました。
また、人には目で見る情報よりも耳で聴く情報の方が記憶や処理、理解しやすいタイプ、つまり聴覚優位な人と、耳から入ってくる情報よりも、目から入ってくる情報の方が記憶や処理しやすいタイプ、つまり視覚優位な人がいます。
聴覚優位な人はオーディオブックで学習する方が記憶しやすいため、効率的に学習できます。
本を保管する場所がいらない
紙の本は本棚や机など保管場所が必要になります。
読書好きな人は本棚がいっぱいになり、置き場所に困ることもあると思います。
手元に残しておきたい本は残し、もう読まない本は買い取りサービスに出したり、廃棄したりと手間もかかります。
一方、オーディオブックはスマホに格納されるので、本棚などの保管スペースが不要です。
もちろん、スマホの容量を消費するので、もう聴かない本は定期的にスマホから削除した方がよいですが。
私も自室の本棚はすぐにいっぱいになるので、本棚を追加したり、読まなくなった本は廃棄していますが、オーディオブックはこの手間がないので、安心して新しい本をダウンロードしています。
プロのナレーターが本を朗読するので聴きやすい
オーディオブックはプロのナレーターや声優さんが本を朗読するので聴きやすいです。
もちろん、ナレーターとの相性があり、自分にとって聴きやすい声の方とそうでない方もいます。
ただし、全体的には聴きやすく、小説では、臨場感が味わえたり、登場人物ごとにナレーターが変わったりし、小説の内容がイメージしやすいです。
また、1冊の本を章ごとに複数のナレーターが朗読しているものや、著者ご本人が朗読しているものもあります。
著者が朗読しているものは、プロのナレーターのものより聴きやすさは下がりますが、著者の感情が込められている分、想いが伝わってきます。
聴き放題なら普段読まない本にもチャレンジしやすい
本には、文学、ノンフィクション、ビジネス、芸能、趣味、自己啓発、コミックスなど様々なジャンルがあります。
この中には自分がよく読むジャンルと、あまり読まないジャンルがあると思います。
書店に行ったとき、普段読まないジャンルの本を手に取ることは少ないですが、オーディオブックの聴き放題プランなら、試しに聴いてみようかなと思うこともあります。
食わず嫌いならぬ、読まず嫌いだと気付くこともあります。
私はよくビジネスや自己啓発のジャンルを聴いていますが、普段あまり聴かない文芸作品を聴いて、ハマることもあります。
予期せぬ出会いを楽しむのもいいですね。
同じ本を繰り返して聴きやすい
紙の本でも自分のお気に入りの本は手元に置いておき、何度も読むことがありますが、本が置いてある場所でしか読めません。
しかし、オーディオブックは、スマートフォンがあれば、場所にしばられることなく聴くことができるため、繰り返して聴きやすいです。
例えば、私の場合、師と仰いでいる稲盛和夫さんの「生き方」や、斎藤一人さんが最低でも7回は読みなさいといわれているデール・カーネギーの「人を動かす」を繰り返し聴いています。
なぜ7回読むのか、斎藤一人さんは次のように言われています。
1回目読むと「すごいな」と思う。
2回目には「そうだよな」と思う。
3回目には「そのとおりだ」と思い、4回目には「そうなんだよ」と。
5回目になると「これはこのとおりだよ」。
6回目には「あたりまえじゃないか」。
そして、7回目になると「おれは昔からこういう考えなんだよ」というように、脳が、「あたりまえ」になってきちゃうんです。
脳でこなされたとき、自然と、そういう行動ができるんです。
幸福力 p.57-58 マキノ出版
ぜひ、みなさんも名著の7回聴きにチャレンジしてみましょう。
オーディオブックのデメリット
個人的にはオーディオブックのデメリットをあまり感じませんが、一般的には次のようなデメリットがあります。
- 紙の本と比較すると値段が高い。
- 図や表は聴けないので、見ることになる。
- お気に入りの本がオーディオブック化されているとは限らない。
- マーカーによる線引きやメモができない。
上記のデメリットを一つひとつ解説します。
紙の本と比較すると値段が高い
オーディオブックは紙の本と比較すると、値段が若干高めです。
例えば、稲盛和夫さんの「生き方」であれば、紙の本は1,870円ですが、「audible」では3,000円です。「audiobook.jp」では1,870円でした。
ただし、どちらのサービスでも「生き方」は聴き放題の対象となっていますので、聴き放題プランに入っている人であれば、追加の費用をかけることなく聴くことができます。
図や表は聴けないので、見ることになる
紙の本であれば、図や表が当たり前に描かれていますが、オーディオブックでは、図や表が添付資料として付いています。
その添付資料をダンロードして見る必要があります。
もしオーディオブックを聴いている途中で図表が見たくなったら、一旦オーディオブックを停止して見ることになります。
ただし、紙の本でも図表がまったくない本も多くありますので、その場合、オーディオブックにも図表はありません。
また、オーディオブックでは図表だけをまとめて見ることもできます。
お気に入りの本がオーディオブック化されているとは限らない
オーディオブックは紙の本を音声化して作られますので、紙の本と比較すると作品数は劣ります。
自分がお気に入りの本がオーディオブック化されていないこともあります。
ただし、サービスによってはオーディオブック化のリクエストを受け付けているものもあります。
もちろん人気の高いものからオーディオブック化されていくと思いますが、期待して待っているのも楽しいのではないでしょうか。
また、日々新しいオーディオブックがリリースされていますので、作品数は右肩上がりで増えています。
単品購読が必要だったオーディオブックが、しばらくすると読み放題に追加されることもよくあります。
マーカーによる線引きやメモができない
紙の本で読書をする際は、マーカーで線引きしたり、メモ書きすることもあるかと思います。
特に学習用の本は、重要な箇所にマーカーで線引きしたり、書き込みしたりすることがよくあります。
しかし、オーディオブックは音声なので、マーカーでの線引きができません。
ただし、オーディオブックのサービスはどんどん機能強化がされており、例えば、気になる箇所に付箋する機能は各社のサービスにあります。
また、メモを入力する機能も「audible」にはあります。
各社のサービスに新しい機能がつくことを期待しましょう。
おすすめのオーディオブック配信サービス
ここでは、おすすめのオーディオブック配信サービスを2つご紹介します。
1つが「audiobook.jp」です。
もう1つが「Audible」です。
audiobook.jpとは
「audiobook.jp」は、株式会社オトバンクが運営する、日本最大級のオーディオブック配信サービスです。
2007年にオーディオブック配信サービス「FeBe」として開設された老舗です。
サービスの特徴は以下の通りです。(2024年9月1日時点)
サービス名 | audiobook.jp |
利用プラン | ・聴き放題プラン:月額1,330円 ・月額会員プラン:月額550円~ ・チケットプラン:月額1,500円 ・単品購入 |
作品数 | 非公開 |
聴き放題作品数 | 1万5,000点以上 |
無料トライアル | 14日間 |
利用者数 | 300万人以上 |
なお、私は2007年からずっとこのサービスを利用しているヘビーユーザーです。
Audibleとは
「Audible(オーディブル)」は、Amazonが世界11ヶ国で展開するオーディオブック配信サービスです。
日本では2015年7月にサービス開始されました。
サービスの特徴は以下の通りです。(2024年7月15日時点)
サービス名 | Audible |
利用プラン | ・聴き放題プラン:月額1,500円 ・単品購入 |
作品数 | 40万点以上 (日本語作品:1万8,000点以上) |
聴き放題配信数 | 12万点以上 (日本語作品:1万7,000点以上) |
無料トライアル | 30日間 |
利用者数 | 非公開 |
オーディオブックのまとめ
今回の記事では「オーディオブック」について解説してきました。
本記事の要点は以下のとおりです。
ぜひ、オーディオブックを活用し、楽しく読書習慣を身につけていきましょう。
参考文献
耳で聴くことのメリットについては、「audiobook.jp」を運営するオトバンクの創業者 上田渉さんの以下の本で触れられています。
とても素晴らしい本ですので、ぜひ手に取ってみてください。