こんにちは。転職経験6回のしゅうです。
40代でリストラに遭い、派遣社員や契約社員で働き始めたけれど、正社員として再び働きたい。
でも、正社員としてのキャリアを築けるのだろうかと不安を感じていませんか?
私も同じ状況に直面しましたが、つながりと人脈を活かして異業種の正社員として転職に成功しました。
この体験談では、リストラ後に派遣社員として働きながら、どのように正社員の道を切り開いたかを具体的に紹介しています。
転職活動のヒントにしてください。
目次
リストラから派遣社員を経て異業種の正社員へ転職した理由
私はITベンチャーをリストラされ、その後、40代で工場の派遣社員として働くことになりました。
リストラされた経緯は、【体験談】40代でリストラされて派遣社員になった話にまとめています。
派遣社員は契約期間があるため、仕事がいつ途絶えるか分からないという不安が常につきまとっていました。
将来的な生活設計も、ボーナスや退職金制度がないことから非常に不安定で、長く続けられる働き方ではないと感じていました。
さらに、派遣社員は正社員の補助的な仕事をさせられることが多く、信頼を得ることやキャリアアップに繋がる仕事に取り組む機会が少ないという現実がありました。
派遣先の自動車部品メーカーには正社員登用制度があったものの、職場内の人間関係やキャリアアップの可能性に疑問を抱いていました。
特に、課長職以上のポジションは親会社から天下ってきた社員が占めており、たとえ正社員になれたとしても、自分のキャリアが成長する見込みは少ないと感じていました。
そのため、正社員登用の道を選ぶのは得策ではないと考え、別の道を模索し始めました。
その頃、世の中ではIT人材不足が問題視されており、私はもう一度IT業界に戻って働くことができないだろうか、またはIT技術者を必要としている業界に転職できないだろうかと考えました。
過去に積み上げてきたIT技術者としてのスキルを再び活かせるかもしれないという希望が湧いてきたのです。
派遣社員としての不安定な生活を脱し、正社員として再びキャリアを築くために、私は異業種への転職を目指す決意を固めました。
派遣社員の不安定さやキャリアアップの難しさから、異業種での正社員転職を決意しました。
派遣社員から正社員への転職で活かしたつながりとは?
転職活動を進める中で、私が最も頼りにしたのは、これまでの人脈やつながりでした。
特に、正社員時代に培った同僚や上司、取引先との関係は非常に役立ちました。
IT業界で働いていた頃に築いたつながりを活かすことで、思いがけない転職のチャンスが訪れたのです。
具体的には、私は地元IT企業で働いていた頃に、医療機関へのシステム導入支援のため、半年間常駐していた経験がありました。
この時は常駐希望者がいなかったため、当時、責任者であった私みずからが常駐した経緯がありました。
現場ではITに詳しい人材がいなかったため、私の存在が非常に喜ばれ、感謝される機会が多くありました。
多くの人と信頼関係を築けたこの経験が、後の転職に繋がるとは当時は思いもしませんでした。
ある日、突然その医療機関のシステム導入責任者から連絡がありました。
当時の支援が終わった際に「このままうちで働いてもいいよ」と言われていたことを思い出しました。
今回の連絡は「採用試験を受けてみないか」という誘いでした。
私はその話を真剣に考え、再びIT技術者として、さらに異業種の医療分野で働く可能性に期待を抱くようになりました。
このように、かつての人脈が思わぬ形で私を次のステップへと導いてくれたのです。
正社員時代に築いた人脈が転職に役立ち、特にシステム導入支援時のつながりが大きな助けになりました。
40代で異業種の正社員として採用された経緯
私が声をかけてもらった医療機関は、通年採用を行っておらず、定期採用試験を受けることになりました。
採用試験は1次が書類選考、2次が筆記試験、適性検査(SPI)、小論文、グループディスカッション、そして面接試験でした。
40代の私にとって、この内容は非常にハードなものでしたが、派遣社員として働きながらも、時間を見つけて試験の準備を行いました。
特に適性検査やグループディスカッション、面接対策には力を入れ、派遣の仕事から帰った後の時間を割いてしっかりと準備を進めました。
2次試験当日は、受験者が20名以上おり、採用予定は若干名という狭き門でした。
受験者の多くは学校を卒業予定の学生であり、40代で転職として受験する人は少数派でした。
私にとってもかなりのプレッシャーがありましたが、幸運にも、面接官の中に私を誘ってくださった方がいたため、安心して面接に臨むことができました。
結果として、後日、無事に合格通知が届きました。
通常、30代までの年齢制限がある職種でしたが、今回は特別な配慮により年齢制限が撤廃されたことも、合格後に知りました。
私は、声をかけてくれた方に感謝してもしきれず、「この人を支えていけるよう頑張ろう」と心に誓いました。
採用は4月からでしたが、最短で勤務できるよう、10月から契約職員として働けることになり、派遣社員としての契約更新のタイミングでスムーズに仕事を終え、無事に次のステップに進むことができました。
厳しい採用試験を突破し、過去の人脈に支えられて異業種の正社員に転職できました。
派遣社員からの転職で感じた希望と新たなスタート
医療機関に入職した当初は、病院経営を学ぶのに適した医療事務部門に配属され、外来会計や入院会計などの業務を担当しました。
IT業務に直接携わる部署は存在していなく、システム関連は外部のITベンダーに委託されていました。
私は医療事務の仕事をしながら、システム導入やトラブル対応などを委託先の担当者と一緒に行う機会が増えていきました。
このように、少しずつではありますが、自分の得意分野であるITの知識を活かす機会が再び訪れたのです。
その後、病院内で情報システムを管理する新たな部署が新設され、私はその部署の責任者に任命されました。
派遣社員時代の不安定な雇用から、正社員として安定した職に就くことで、契約期間に縛られずに働ける安心感を得ました。
さらに、固定給とボーナスがあることで収入が安定し、年収は以前の地元IT企業で働いていた頃を上回るものとなりました。
正社員としての安定した環境に加え、自分の強みを活かして働ける喜びも感じることができました。
医療機関では、ITに詳しいスタッフが少ないため、私のITスキルが非常に重宝され、同僚から感謝されることも多く、やりがいを感じています。
さらに、今後の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)に関わる新しいプロジェクトにも参加できるチャンスが広がり、これまでのキャリアを活かしながら新たな挑戦を続けています。
派遣社員時代に抱えていた不安が嘘のように、今は希望に満ちた新しいスタートを切ることができました。
ITスキルを活かし、安定した正社員として新たなキャリアを得て、希望あるスタートを切ることができました。
転職体験談まとめ:人脈とつながりが鍵となった成功の教訓
40代でリストラされ、派遣社員として働いた後に異業種の正社員へと転職できた私の経験から学んだ教訓をお伝えします。
転職活動で役立ったスキル、人脈の活用、家族の支えなど、成功するための7つの具体的なアドバイスを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
自分の強みを再確認し、異業種でも通用するスキルを見つける
リストラされてしまうと、自己評価が低くなりがちですが、まずは自分がこれまで培ってきたスキルを客観的に見つめ直すことが大切です。
異業種への転職の場合、どの業界でも通用するスキルが必ずあります。
特に、管理職経験やリーダーシップ、コミュニケーションスキルなどは、業種を問わず求められるスキルです。
派遣社員として働きながらも、自分の強みや持ち味を発揮できる機会を作ることで、次の転職先で役立つスキルを再確認できます。
また、転職活動中は、自分の強みをアピールするために、具体的な実績や成果を簡潔にまとめたポートフォリオや履歴書を用意することも効果的です。
派遣社員の期間を無駄にせず、スキルアップに投資する
派遣社員として働いている間に、スキルアップに取り組むことが重要です。
例えば、オンライン講座や専門書を活用して、興味のある分野や転職先で求められるスキルを学びましょう。
特に、40代での転職はスキルや知識の「最新化」が求められるため、自己投資を怠らないことが成功のカギです。
また、派遣社員としての働き方は、正社員よりもフレキシブルな部分があり、その時間を有効活用できます。
資格取得や新しい技術の習得は、異業種への転職において、他の候補者との差別化を図る大きなポイントになります。
自ら成長を促す努力を続けることが、未来への投資となるのです。
正社員時代に築いた人脈を積極的に活用する
40代での転職活動では、人脈が成功のカギを握ることが少なくありません。
派遣社員として働く中でも、過去の正社員時代に築いた人脈は大切なリソースです。
以前の同僚や上司、取引先とのつながりを積極的に活用し、転職活動に役立てましょう。
人脈を通じて、求人情報を得たり、推薦を受けたりすることで、一般的な求人には出回らない転職のチャンスが生まれることがあります。
また、信頼できる知り合いからの紹介は、企業側も信頼しやすく、転職がスムーズに進むことが期待できます。
40代であれば、これまでに築いたネットワークを大いに活用し、次のステップへの道を切り開いてください。
異業種への転職でも準備を怠らない
異業種への転職は、不安や戸惑いがあるかもしれませんが、しっかりと準備をすることで自信を持って臨めます。
まず、転職先の業界や会社について徹底的にリサーチし、その業界で求められるスキルや知識を学びましょう。
面接時には、自分がどうその会社に貢献できるかを具体的に示すことが求められます。
また、異業種であっても、これまでの経験やスキルをどのように転用できるかを考え、具体的な事例を挙げてアピールすることが大切です。
異業種だからこそ持っている「異なる視点」をプラスに変える準備をし、転職活動に臨むことで、成功するチャンスが広がります。
つながりを広げ、新しい機会を見逃さない
転職活動中は、新しいつながりを作る努力も必要です。
たとえ正社員として働いていた時に強い人脈があったとしても、新しい業界や異業種の人々とのネットワーキングが重要です。
セミナーやオンラインコミュニティ、交流会に参加し、自分の存在をアピールしましょう。
また、SNSやLinkedInなどのプラットフォームを活用して、異業種での人脈を広げることも効果的です。
こうしたつながりを持つことで、予期せぬタイミングで転職のチャンスが舞い込んでくることがあります。
積極的に行動し、新しい業界の人々との接点を増やしましょう。
希望を忘れずに前向きに取り組む
派遣社員として働いていた経験は、決して無駄にはなりません。
40代での転職は厳しいと思われがちですが、希望を持ち続けることが成功への第一歩です。
どんな困難があっても、前向きに捉え、次のチャンスに備える姿勢を忘れないことが大切です。
希望を持つことで、転職活動にも自信が生まれます。
40代であっても、新たなスタートを切ることは可能です。
転職活動中に困難に直面することがあっても、必ず次のステップに繋がると信じて取り組むことで、チャンスを引き寄せることができます。
家族や信頼できる人の支えを大切にする
40代での転職活動は、精神的にも負担が大きいかもしれません。
しかし、家族や信頼できる人の支えがあれば、困難な状況でも乗り越えられます。
転職活動の悩みや不安を一人で抱え込まず、家族や友人と話すことで気持ちを整理し、新しい視点を得られることがあります。
特に、家族の理解とサポートは、経済的な不安やプレッシャーを軽減する大きな要因です。
身近な人の支えを大切にしながら、転職活動を進めていくことが成功への鍵となるでしょう。
人とのつながりを大切にし、何かあったとき声をかけてもらえるようにしておきましょう。
なお、今回の記事は6回目の転職のものですが、過去の転職についても記事を書いています。
よかったら参考にしてください。
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