こんにちは。しゅうです。
当ブログに訪問してくださり、感謝してます!
私が師と慕っている稲盛和夫さん(以下、稲盛さん)と斎藤一人さん(以下、一人さん)。
お二人とも実業家として大成功され、書籍も多く出版されています。
ここでは、お二人がどのような考え方をし、素晴らしい人生を送られたのかについて書いていきます。
今回はお二人から教わった「仕事を好きになる」をご紹介します。
この記事は次のような人におすすめしです!
・仕事を好きになることに興味がある人
・稲盛さんの考え方を知りたい人
・一人さんの考え方を知りたい人
稲盛さんが語った「仕事を好きになる」とは
学校を卒業し、就職した会社ですぐに自分がやりたい仕事に就ける人はごく少数ですね。
それ以前に自分が何をやりたいのか分からない人が大半だと思います。
私が京セラに入社したのも大学の研究室の教授に勧められたからで、特にこれをやりたい、というものはありませんでした。
漠然とメーカーの開発部門で働けたらカッコイイなくらいに思っていました。
しかし実際に配属されたのは、情報システム部門。さらに勤務地も希望していたところでありませんでした。
私の話はさておき、稲盛さんも望んでいた会社には採用されず、大学の先生から紹介してもらった会社にやむなく就職されました。
この会社は財務状態がよくなく、研究設備も不十分。さらに指導してくれる人もいない状況だったそうです。
このような環境で「仕事を好きになる」といっても無理がありますね。
辞めていく同期の後を追うように、稲盛さんも入社1年目から転職活動をされたそうです。
しかし、家族からの反対などもあり、転職はかないませんでした。
退路を断たれた稲盛さんは、今の仕事に全力を注ごうと決意されました。
今研究しているファインセラミックについては、ほとんど基礎知識がなかったため、文献をあさることから始められます。
そして文献から得た知識を使い実験をし、さらに改善をして実験を繰り返す、ということを続けられました。
すると、いつの間にか「仕事を好きになる」状態になっていったそうです。
そうなると、他の人からするととても大変そうな仕事でも、本人は楽しくてしょうがなくなっていきます。
毎日夜遅くまで働くことも苦になりません。
成功者はよく苦労したように他者から語られますが、本人は楽しくて集中しているから食事も忘れて仕事をしているだけで、それを苦労しているとは考えていないのが本当のところです。
稲盛さんも仕事ばかりしていて家にいることが少ないので、近所の方々から心配されたり、鹿児島のご両親から忠告を受けたりしたそうです。
でも、本人は好きでやっていることだから、案外平気で、若さもあり疲れもあまり感じなかったそうです。
そうして仕事に熱中しているうちに成果が出るようになります。
成果が出ると、上司や周りの人からの評価も上がります。
そうすると、さらに仕事が好きになり、成果も出るという好循環が出来てきたそうです。
私も最初に配属された部署は想定外のところで、かつ勤務地も想定外でしたので、あまりモチベーションも上がりませんでした。
しかし、職場での毎朝の京セラフィロソフィーの輪読で、「仕事を好きになる」ことの大切さが説かれていたので、「仕事を好きになろう」と努めるようにしました。
当時、私は勤務している工場の隣に併設されている会社の寮に住んでいましたが、朝も昼も夜も工場の食堂でご飯を食べるくらい仕事に没頭しました。
さらに工場は夜勤もあるので、夜中でも食堂がやっています。時には、3食プラス夜食を食べることも(汗)
そうしているうちに成果も出るようになりますし、上司から褒められるようにもなります。
褒められれば、さらに仕事が好きになります。
こうして、好循環のサイクルが生まれてくるのを体験しました。
まずは「仕事を好きになろう」と強く決意する。そして仕事に打ち込む。
仕事に打ち込めば、少し時間はかかるかもしれませんが、力がついてくる。
力がついてくると、おのずと成果が出るようになる。
成果が出ると、評価される。評価されると、さらに仕事が好きになる。
ぜひ、この好循環を作っていきましょう。
一人さんが語った「仕事を好きになる」とは
世の中には色々な成功法則があり、色々な意見がありますが、一人さんの成功法則の根本は、「仕事を楽しくする、仕事を好きになる」です。
一人さんは社長ですから、社員の方に楽しく仕事をしてもらうために色々なことを考え、実践されています。
一人さんがまず実践されていることは、怒らないこと。
社員は怒られるという観念がないから、みんな楽しく、自由に仕事ができます。
しかし、他の会社には怒る人がたくさんいますよね。いるんだから仕方ない。
ではどうするか。それを楽しいゲームにしてしまえばいいんです。
ほとんどの人は、そんなこと考えませんね。楽しくなるにはどうしたらいいだろうって。
どんな仕事でもジーッと見て考える。すると、信じられないでしょうが、面白くてしょうがなくなります。例えば、
・いつも怒っている部長。今日の怒り度合いは何点か点数をつけてみる。「今日の部長の怒り度合いは70点だな。昨日より気合いが入ってないな。もっと頑張らなきゃダメだよ。」とか心の中でつぶやいてみる。
・うちの部長はこんな部長です。あだ名をみなさんから募集します、みたいなことをやってみる。
・仕事に行く前に、「今日も人生修行。修験者はわざわざ山に登って滝に打たれに行くけど、私は佐藤の滝に打たれに行くか。」とつぶやいてみる。
・上司の独演会になっている会議だったら、「今日の居眠りは5名、新記録!」と心の中でつぶやいてみる。
こんな感じですね。
このような上司対策のゲームではなく、一番効果があるゲームは、知恵出しゲーム。
知恵がうんと出て、お金は使わないやり方で成功できます。
知恵はいくら出したってタダですからね。
ゲームに関連する記事として斎藤一人さんから教わった「ありがとうと言われるゲーム」を書いています。よろしければこちらも読んでみてください。
こうやって、仕事を楽しくしていると、だんだん仕事が好きになっていきます。
仕事が好きになれば、誰に言われなくても、自分から進んで仕事をするようになります。
そうすれば、もちろん成果が出ます。
成果が出れば、さらにやる気が高まります。
「人生を楽しめば人生の達人になれるし、仕事を楽しめば仕事の達人になれるよ。どうしたら、今やっている仕事を楽しめるか。そこから考えてごらん」
これが一人さんの考え方です。
まとめ
今回の記事では「仕事を好きになる」について解説してきました。
本記事の要点は以下のとおりです。
人生で一番時間を使っている仕事を楽しんでやるか、苦しんでやるかで人生の質は大きく変わってきます。
ぜひ、仕事を好きになり、楽しく豊かな人生を送っていきましょう。
参考文献
稲盛さんや一人さんの考え方については、以下の本で触れられています。
とても素晴らしい本ですので、ぜひ手に取ってみてください。
- 働き方
2009/4/2 三笠書房 稲盛和夫著
- 斎藤一人 仕事はおもしろい
2012/2/3 マキノ出版 斎藤一人著