こんにちは。転職経験4回のしゅうです。
「一度辞めた会社に戻るのは、恥ずかしい…」
「出戻りしたら、元同僚と気まずくならないだろうか」
そんな思いから、出戻り転職(ウェルカムバック採用)が選択肢にありながら、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
私自身、転職やリストラを経験する中で、「退職した会社に戻る」という選択肢を現実的に考えたことがあります。
そのとき強かったのは、後ろめたさや「戻ったら周囲からどう思われるだろう」「負けたように見えるのではないか」という気持ちでした。
一方で、一度退職した社員を再び採用する仕組みは、「ウェルカムバック採用」「カムバック採用」「アルムナイ採用」などと呼ばれています。
実際、私の身近にも、一度退職した会社に再入社し、以前より良いポジションで再スタートを切った人がいました。
その人は単に「戻った人」ではなく、外で得た経験を持って再び会社で働いていました。
もちろん、出戻り転職にはメリットだけでなくデメリットもあります。以前退職した理由が解消されていなかったり、人間関係や仕事内容が変わっていたりすれば、「戻らなければよかった」と感じる可能性もあります。
だからこそ、ウェルカムバック採用は「恥ずかしいかどうか」だけで判断するのではなく、自分のキャリアにとって現実的な選択肢なのかを冷静に考えることが大切です。
この記事では、
- ウェルカムバック採用(出戻り転職)とは何か
- メリット・デメリット
- 出戻り転職を成功させるためのポイント
- 辞めた会社に戻るのが恥ずかしい・気まずいと感じる理由
を、私自身の転職経験も踏まえて整理します。
「出戻り転職は自分にもアリなのか?」
「以前の会社に戻って後悔しないだろうか?」
迷っている方が、感情だけで決めず、冷静に判断するための材料になれば幸いです。
辞めた会社に戻る「ウェルカムバック採用(出戻り転職)」とは?

ウェルカムバック採用とは、一度退職した社員を再び採用する仕組みです。
「カムバック採用」「出戻り採用」などと呼ばれることもあり、辞めた会社にもう一度入社する出戻り転職を、企業側も選択肢として受け入れるものです。
一度会社を辞めると、「もう元の会社には戻れない」と考える人もいるかもしれません。
しかし、企業によっては退職した社員を再び採用する制度を設けています。
私が以前働いていたIT企業にも、ウェルカムバック採用の制度がありました。
実際に、同じ部門で働いていた人が別の会社へ転職した後、数年たってから再び戻ってきたことがあります。
以前から社内の業務や人間関係を知っているため、再入社後も比較的早く職場に馴染んでいました。
さらに、別の会社で経験を積んで戻ってきたことで、以前とは違う経験や視点も持っていました。
現在勤務している医療機関でも、一度退職した職員が再び戻ってくるケースがあります。
こうした人材は、会社や組織の仕事をすでに知っていることが多いため、企業側から見ても、
- 業務を理解するまでの時間を短縮しやすい
- これまでの経験を活かして早く戦力になりやすい
- 社風や職場の雰囲気を理解した人材を採用できる
といったメリットがあります。
一方、働く側にとっても、以前の会社をよく知っていることは大きな特徴です。
まったく知らない会社へ転職する場合と比べれば、仕事内容や社風、人間関係などをある程度イメージしたうえで判断できます。
さらに、退職後に別の会社で身につけた経験やスキルを、以前の会社で活かせる可能性もあります。
「辞めた会社に戻る」という選択も、キャリアを考えるうえでの現実的な選択肢の一つだと私は思います。
ただし、以前働いていた会社だからといって、必ずうまくいくとは限りません。
会社の状況や仕事内容、人間関係が退職時とは変わっていることもあります。ウェルカムバック採用を考える際は、メリットだけでなくデメリットも確認しておく必要があります。
「辞めた会社に戻る」という選択肢もあります。大切なのは、以前の会社だからと安心せず、今の自分に合う職場かを改めて確認することです。
ウェルカムバック採用(出戻り転職)のメリットとデメリット

ウェルカムバック採用(出戻り転職)には、以前働いていた会社だからこそのメリットがあります。
一方で、「前に働いていた会社だから安心」と考えて戻ると、思っていた状況と違って後悔する可能性もあります。
ここでは、出戻り転職を考える本人の立場から、メリットとデメリットを4つずつ整理します。
メリット
1.仕事内容や社風を理解している
出戻り転職の大きなメリットは、以前その会社で働いているため、仕事内容や社内の雰囲気をある程度理解していることです。
初めて入社する会社では、求人票や面接だけでは分からないこともあります。
一方、以前働いた会社であれば、仕事の進め方や企業文化、人間関係などを自分自身が経験しています。
転職後の働き方をイメージしやすいことは、出戻り転職ならではのメリットです。
2.これまでの経験を活かしやすい
以前の業務や社内ルールを知っていれば、戻った後も過去の経験を活かしやすくなります。
さらに、退職後に別の会社で新しい経験やスキルを身につけていれば、それを以前の会社で活かせる可能性もあります。
私が以前勤めていたIT企業でも、一度退職した後に数年たって戻ってきた人がいました。
以前から会社や仕事を知っているうえに、外の会社で得た経験もあり、比較的スムーズに仕事へ入っていたことを覚えています。
3.新しい会社より不安を減らしやすい
転職では、「実際にどんな職場なのか分からない」という不安があります。
出戻り転職では、以前の経験があるため、まったく知らない会社へ転職する場合と比べて、その不安を減らしやすいでしょう。
もちろん、以前と同じ環境とは限りませんが、会社について何も知らない状態から転職するわけではない点はメリットです。
4.企業側にも受け入れる理由がある
ウェルカムバック採用では、企業側も応募者の過去の働き方や人柄を知っている場合があります。
そのため、会社にとっても、まったく知らない人を採用する場合とは違った判断材料があります。
以前の仕事ぶりが評価されていれば、再入社を検討するうえでプラスに働く可能性もあるでしょう。
デメリット
1.退職した原因が残っている可能性がある
出戻り転職で最も確認したいのが、以前その会社を辞めた理由が現在も残っていないかという点です。
たとえば、退職理由が、
- 人間関係
- 仕事内容
- 給与や待遇
- 会社の方針や組織風土
だった場合、戻っても状況が変わっていなければ、再び同じ不満を感じる可能性があります。
「なぜ自分はこの会社を辞めたのか」をもう一度振り返ることが、出戻り転職では特に重要です。
2.以前と同じ職場とは限らない
自分が退職してから時間がたてば、会社の状況も変わります。
上司や同僚が異動・退職していたり、組織体制や仕事内容が変わっていたりする可能性があります。
「以前働いていたからよく知っている」と思い込まず、現在の会社がどうなっているのかを改めて確認する必要があります。
3.給与や役職が以前と同じとは限らない
出戻りだからといって、退職時と同じ給与や役職で戻れるとは限りません。
退職後の経験が評価されて条件が良くなる場合もあれば、会社の制度や採用時の条件によっては以前と異なる待遇になることも考えられます。
「元社員だから分かっている」と考えず、仕事内容、役職、給与、勤務条件などは、新しい会社へ転職するときと同じように確認しておくことが大切です。
4.元同僚と気まずく感じることがある
出戻り転職を考えるとき、「元同僚からどう思われるだろう」と気になる人もいるでしょう。
退職したときの状況や人間関係によっては、再入社した直後に気まずさを感じることもあると思います。
特に、退職時の引き継ぎが十分でなかったり、人間関係に問題を残したまま辞めたりした場合は、以前の出来事が影響する可能性があります。
一方で、円満に退職し、その後も良好な関係が続いていれば、戻る際の心理的なハードルは下がります。
この「恥ずかしい」「気まずい」という気持ちについては、後半でも詳しく紹介します。
ウェルカムバック採用を検討するときは、「以前働いていた会社だから大丈夫」と考えず、現在の仕事内容や人間関係、待遇を改めて確認することが重要です。
出戻り転職には安心できる部分がありますが、会社も自分も以前と同じではありません。戻る前に「今の会社」を確認しておきましょう。
出戻り転職を成功させるためのポイント

出戻り転職(ウェルカムバック採用)を考えるときは、「以前働いていた会社だから大丈夫」と安心しすぎないことが大切です。
会社も自分自身も、退職した当時とは変わっている可能性があります。
出戻り転職を成功させるために、戻る前に確認しておきたいポイントを5つ紹介します。
出戻る前に確認したいこと
1.以前退職した理由が解消されているか
まず確認したいのは、「自分はなぜこの会社を辞めたのか」ということです。
人間関係、仕事内容、給与、会社の方針など、退職には何らかの理由があったはずです。
その原因が今も残っていれば、一度は懐かしく感じた会社でも、再び同じ不満を抱える可能性があります。
逆に、組織体制が変わった、上司が変わった、仕事内容が変わったなど、以前の退職理由が解消されているのであれば、出戻りを前向きに検討しやすくなります。
2.現在の仕事内容や待遇を確認する
以前働いていた会社でも、退職後に状況が変わっていることがあります。
出戻る前には、
- 担当する仕事内容
- 配属予定の部署
- 役職
- 給与や賞与
- 勤務時間や働き方
などを改めて確認しておきましょう。
「以前働いていたから知っている」と思い込まず、新しい会社へ転職するときと同じように条件を確認することが重要です。
3.外で得た経験をどう活かせるか考える
出戻り転職では、以前の会社を知っていることだけでなく、退職後にどのような経験を積んだかも強みになります。
他社で身につけた新しい知識や仕事の進め方、専門スキルなどを、元の会社でどのように活かせるか整理しておくとよいでしょう。
私が以前勤めていたIT企業でも、一度別の会社へ転職した後、数年たってから戻ってきた人がいました。
以前の会社を知っていることに加え、外で得た経験も持って戻ってきたことが、その人の強みになっていたように感じました。
出戻り転職は「昔の自分に戻る」のではなく、外で得た経験を持って再スタートする転職と考えるとよいと思います。
4.元上司や同僚との関係を確認する
出戻り転職では、以前の人間関係も無視できません。
円満に退職し、退職後も元上司や同僚と良好な関係が続いていれば、現在の会社の状況について相談しやすくなります。
私の身近な出戻り転職の例でも、退職後も元の職場とのつながりが続いていました。
一方、退職時に人間関係のトラブルがあった場合は、その関係が現在どうなっているのかを考えておく必要があります。
特に「戻ったら気まずいのではないか」と感じている場合は、人間関係も含めて冷静に確認した方がよいでしょう。
5.なぜ戻りたいのかを自分の中で整理する
最後に、「なぜ今、以前の会社へ戻りたいのか」を考えてみてください。
転職先がうまくいかなかったから、とにかく元の会社へ戻りたいというだけでは、以前の不満を見落としてしまう可能性があります。
一方で、外の会社を経験したからこそ、
- 以前の会社の良さに気づいた
- 自分の経験をより活かせると感じた
- 働き方や仕事内容が自分に合っていたと分かった
ということもあるでしょう。
「戻れるから戻る」のではなく、「今の自分にとって戻ることがよい選択なのか」を考えることが大切です。
出戻り転職を成功させるポイントは、過去の会社を美化せず、現在の会社と現在の自分を基準に判断することです。
以前の会社だからこそ分かることがあります。一方で、会社も自分も変わっています。「今の自分に合う会社か」という視点で考えましょう。
辞めた会社に戻るのは恥ずかしい・気まずい?

出戻り転職(ウェルカムバック採用)を考えたとき、「辞めた会社に戻るのは恥ずかしい」「元同僚と気まずくならないだろうか」と感じる人もいると思います。
私自身も、転職やリストラを経験する中で以前の会社へ戻ることを考えたことがあります。
そのときにあったのは、「一度辞めたのに戻るのは負けたような気がする」という気持ちでした。
しかし、こうした感情と、「以前の会社へ戻ることが今の自分にとってよい選択かどうか」は分けて考えた方がよいと思います。
ここでは、なぜ出戻り転職を恥ずかしい・気まずいと感じるのか、そしてその気持ちとどう向き合えばよいのかを整理します。
恥ずかしい・気まずいと感じる理由
1.自分の転職判断を否定するように感じる
一度は自分で退職を決めた会社へ戻ると、「あの転職は失敗だったのではないか」と感じることがあります。
特に、新しい環境を求めて前向きに退職した場合ほど、元の会社へ戻ることに抵抗を感じるかもしれません。
しかし、実際に別の会社で働いたからこそ、以前の職場の良さや自分に合っていた部分に気づくこともあります。
一度外に出た経験を踏まえて、改めて以前の会社を選ぶことと、過去の転職を否定することは別です。
2.元同僚からどう思われるか気になる
出戻り転職で気まずさを感じる大きな理由の一つが、以前一緒に働いていた人たちの目です。
「辞めたのに、なぜ戻ってきたのだろう」
「転職先でうまくいかなかったのだろうか」
そんなふうに思われるのではないかと、不安になることもあるでしょう。
実際に周囲がどう感じるかは人それぞれなので、自分では完全にコントロールできません。
だからこそ、周囲の反応を想像し続けるより、「なぜ戻るのか」「戻った後に何をしたいのか」を自分の中で整理しておく方が大切です。
3.「失敗して戻ってきた」と思われそう
出戻り転職を「転職に失敗して元の会社へ戻ること」と考えると、恥ずかしさを感じやすくなります。
しかし、戻る理由は人によって違います。
他社で働いた結果、以前の会社の方が自分の経験を活かせると分かることもあれば、退職した当時とは会社の状況が変わっていることもあります。
私の身近にも、一度別の会社へ転職した後、以前の会社へ戻り、再び活躍していた人がいました。
その姿を見ていると、出戻り転職を単純に「失敗」と捉える必要はないと感じます。
4.以前と同じ立場に戻れるか不安
以前の会社へ戻るといっても、退職前とまったく同じ状態に戻るとは限りません。
上司や同僚が変わっていたり、部署や役職が変わったりしていることもあります。
以前は後輩だった人が上司になっているなど、人間関係や立場の変化に気まずさを感じるケースも考えられます。
「以前の続きを始める」と考えるより、同じ会社で新しく働き始めるくらいの気持ちで考えた方がよいでしょう。
気まずさを乗り越える考え方
1.出戻り転職を「後戻り」と決めつけない
以前の会社へ戻ることを「元に戻る」と考えると、後退したように感じるかもしれません。
しかし、退職後に別の会社で働いた経験はなくなりません。
新しい仕事の進め方や専門知識、人間関係など、外で得た経験を持った状態で戻ることになります。
出戻り転職は「以前の自分に戻る」のではなく、経験を増やした自分が同じ会社で再スタートすることと考えることもできます。
2.戻る理由を自分の言葉で説明できるようにする
「なぜ戻りたいのか」が自分の中で整理できていれば、周囲の目も必要以上に気になりにくくなります。
たとえば、
- 他社を経験して以前の会社の良さに気づいた
- 外で得た経験を以前の会社で活かしたい
- 今の自分には以前の会社の仕事が合っていると分かった
など、自分なりの理由があれば、出戻りを「恥ずかしいこと」と捉える必要は薄れていくと思います。
3.戻る前に元上司や同僚へ相談する
元上司や信頼できる元同僚との関係が続いているのであれば、現在の職場の状況について聞いてみるのも一つの方法です。
人間関係や組織体制がどう変わったのかを知ることができれば、「戻った後に気まずくならないだろうか」という不安を減らす材料になります。
ただし、以前働いていた会社だからという理由だけで安心せず、仕事内容や待遇については正式な採用過程で改めて確認することが大切です。
4.「恥ずかしいか」より「今の自分に合うか」で考える
最終的に大切なのは、周囲からどう見られるかではなく、以前の会社へ戻ることが現在の自分にとってよい選択かどうかです。
仕事内容、待遇、人間関係、今後のキャリアなどを確認したうえで、自分に合っていると思えるのであれば、出戻り転職も選択肢の一つになります。
「恥ずかしい」「気まずい」という気持ちだけで、選択肢から外してしまう必要はありません。
感情と条件の両方を整理したうえで、自分にとって納得できる選択かを考えてみてください。
出戻り転職で大切なのは「周囲からどう見えるか」よりも、「今の自分に合う選択か」を考えることだと思います。
まとめ|ウェルカムバック採用は「恥ずかしい」から始まってもいい

出戻り転職を考えたとき、「一度辞めた会社に戻るのは恥ずかしい」「元同僚と気まずくならないだろうか」と感じることはあると思います。
私自身も、以前の会社へ戻ることを考えたときに、後ろめたさや「負けたような気がする」という感情がありました。
しかし、出戻り転職を考えるうえで大切なのは、周囲からどう見られるかだけではありません。
一度外の会社で働いたからこそ、以前の職場の良さや、自分に合う働き方に気づくこともあります。
その一方で、以前辞めた理由が残っていたり、仕事内容や人間関係、待遇が変わっていたりする可能性もあります。
出戻りを考えるときは、次のような点を改めて確認してみてください。
- 以前退職した理由は解消されているか
- 現在の仕事内容や待遇は自分に合っているか
- 外の会社で得た経験を活かせそうか
- 元上司や同僚との人間関係に問題はないか
- なぜ今、その会社へ戻りたいのか
出戻り転職は「元に戻ること」ではなく、外で得た経験を持った今の自分が、以前の会社をもう一度選択肢として検討することだと思います。
「恥ずかしい」「気まずい」という気持ちがあっても、それだけで選択肢から外す必要はありません。
一方で、以前働いていた会社だからという理由だけで安心するのも避けたいところです。
今の自分にとって本当に合う職場なのか。
仕事内容、待遇、人間関係、これからのキャリアを確認したうえで、納得できる選択なのかを考えてみてください。
「戻ることが恥ずかしいか」ではなく、「今の自分に合う選択か」。その視点で考えることが大切だと思います。
なお、40代での転職に不安を感じている方には、こちらの記事も参考になると思います。
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