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社内SE転職で後悔しないために求人票・面接で確認したい7つのこと|現役情シス責任者が解説

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求人票や面接内容を確認する40代の社内SE転職希望者

社内SEへの転職を考えるとき、「社内SE」という職種名だけを見て応募していないでしょうか。

社内SEといっても、会社によって仕事内容や担当範囲は大きく異なります。

システム企画を中心に担当する会社もあれば、PCのセットアップ、ネットワーク管理、問い合わせ対応、システム更新、セキュリティ対策まで幅広く担当する会社もあります。

私は現在、病院の情報システム部門で責任者をしています。PCは500台以上あり、電子カルテをはじめ数十の部門システムや情報系システムなどを少人数で支えています。

また、情シスの求人に応募された方の履歴書や職務経歴書を見る機会もあります。

その経験から感じるのは、特に40代の転職では「採用されるか」だけではなく、自分の経験を活かせる職場なのか、働きがいを感じられる仕事なのかまで確認した方がよいということです。

この記事では、社内SEへの転職で後悔しないために、求人票と面接で確認したい7つのポイントを、現役情シス責任者の立場から紹介します。

社内SE転職で後悔する原因とは

社内SE転職の選択肢と注意点を表す分岐した矢印と資料

仕事内容は会社によって大きく違う

「社内SE」という言葉からイメージする仕事は、人によってかなり違うと思います。

システム企画やプロジェクト管理をイメージする人もいれば、自社システムの開発をイメージする人もいるでしょう。

しかし実際には、会社によって担当する仕事は大きく異なります。

私が勤務する病院の求人では、「電子カルテ運用支援」「ネットワーク管理」「PCセットアップ」など、主な仕事内容を記載しています。

ただし、実際の業務はそれだけではありません。各部門システムへの対応、セキュリティ対策、職員からの問い合わせ、ベンダーとの調整などもあります。

仕事内容をすべて求人票に書くことは難しいため、求人票に書かれている仕事だけが担当業務とは限らないと考えておいた方がよいでしょう。

社内SEとSIerでは、仕事の進め方や求められる役割にも違いがあります。両方を経験した立場から、こちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事:社内SEとSIerの違い|両方を経験した現役情シス責任者が仕事内容・働き方を解説

求人票だけでは分からないこともある

求人票から給与や勤務時間、主な仕事内容は確認できます。

一方で、入社してみなければ分からないこともあります。

たとえば、職場の人間関係や社員のITリテラシーです。

私はこれまで複数の会社で働いてきましたが、職場によって人間関係はかなり違いました。また、ITに詳しい社員が多い職場とそうでない職場では、情シスへの問い合わせ内容やサポートに必要な時間も変わります。

こうした情報は求人票だけでは分かりにくいため、面接で仕事内容や職場環境を確認することが重要になります。

求人票で確認したい4つのこと

求人票やチェックリストを確認するための書類とノートPC

1.社内SEの担当範囲

まず確認したいのが、社内SEの担当範囲です。

PC管理だけなのか、ネットワークやサーバーも担当するのか。業務システムの運用やセキュリティ対策まで担当するのかによって、必要となる経験は変わります。

また、「社内SE」と書かれていても、自社でシステム開発をしているとは限りません。

私が現在働いている病院では、システム開発の多くを外部ベンダーに任せています。情シス側の役割は、自分たちでプログラムを書くことより、院内の要望を整理し、ベンダーと調整して導入や運用を進めることの方が多くなります。

自分が経験してきた仕事と、応募先の社内SEが担当する仕事が重なるかを確認しておくことが大切です。

2.情シスの人数と体制

私は、情シスの人数は特に確認した方がよいと思っています。

現在の職場は少人数で情報システムを担当しています。

少人数の場合、一人が休むだけでも残ったメンバーへの負担が大きくなります。大きな障害が起きれば、問い合わせ対応だけで一日が終わってしまうこともあります。

以前、長く勤務しているメンバーが一時的に離脱した際には、その人に任せていたハードウェア関係の作業で苦労しました。十分なマニュアルがなかったためです。

これは、少人数情シスでは属人化しやすいという問題の一例です。

また、日常業務をこなしながらシステム更新や新規導入が重なると、複数の案件を同時並行で進める必要があります。

情シスの人数と体制は、そのまま働き方に影響する重要な情報だと思います。

3.システム導入と運用の比率

社内SEというと、システム企画や新規導入などの上流工程をイメージする人もいるかもしれません。

しかし、私の現在の仕事では運用業務の比重がかなり大きくなっています。

電子カルテのほか、数十の部門システムや情報系システムがあり、それぞれについて問い合わせやトラブル対応が発生します。

さらに、入職・退職に伴うマスタ登録や、電子カルテの操作説明なども必要です。

PCも500台以上あるため、「起動しない」「動作が遅い」「印刷できない」といった問い合わせも日常的に発生します。

また、システムは一定期間利用すると更新時期を迎えるため、新規導入より既存システムの更新対応の方が多いこともあります。

求人票を見る際には、企画・導入・運用のうち、どの仕事の比重が大きいのかを確認しておくとよいでしょう。

4.年収・役職・勤務条件

転職では年収を確認する人が多いと思いますが、それ以外の勤務条件も重要です。

特に社内SEでは、システム更新を休日や夜間に実施することがあります。

24時間稼働するシステムを担当する職場では、障害発生時のオンコール対応が必要になることもあります。

私自身、SIerでも現在の病院でもオンコール対応を経験しています。

また、同じ管理職でも会社によって残業代の扱いは異なりました。

会社の規模によっては転勤の可能性もあります。私も以前勤務していた大手企業では複数回、転勤の打診を受けた経験があります。

給与だけでなく、休日・夜間対応、オンコール、残業、転勤なども含めて確認することが大切です。

面接で確認したい3つのこと

社内SE転職の面接で仕事内容を確認する応募者と面接担当者

5.入社後に期待される役割

40代の転職では、入社後に何を期待されているのかを確認しておくことをおすすめします。

現在、私も情シス求人の応募書類を見ることがあります。

職務経歴書にネットワーク構築やシステム更改の経験が書かれていると、「この仕事を任せられそうだ」と具体的にイメージできます。

実際、現在の職場でもネットワーク機器の更新や複数のシステム更改を予定しています。

こうした案件を任せられる経験者がいれば、採用する側としても助かります。

逆に応募する側から見ても、「入社したら最初にどのような仕事を担当する予定ですか」と質問することで、自分の経験が活かせるか判断しやすくなります。

40代では、会社が求めている役割と自分の経験が合っているかを確認することが重要です。

6.困ったときの支援体制

社内SEは、トラブルが起きたときに頼られる立場です。

しかし、社内SE自身にも相談できる相手は必要です。

私も少人数で対応していた時期に大きなシステム障害が発生し、問い合わせが集中した経験があります。

その際には、技術対応だけでなく電話対応まで一人に集中すると、本来行うべき障害対応に手が回らなくなることを実感しました。

現在は、通常のベンダーサポート窓口のほか、緊急時には担当SEやネットワークエンジニアへ相談できる体制があります。

面接では、「障害発生時はどのような体制で対応しますか」「ベンダーへの問い合わせ窓口はありますか」と聞いてみてもよいでしょう。

困ったときに一人ですべてを抱え込む職場なのか、周囲の支援を受けられる職場なのかは、長く働くうえで大きな違いになります。

7.今後予定しているIT施策

面接では、「今後どのようなシステム更新やIT施策を予定していますか」と質問するのも有効です。

なぜなら、予定されている案件によって入社後の仕事量や仕事内容がある程度想像できるからです。

たとえば、大規模なネットワーク更新や基幹システムの更改、新しい端末の導入などが予定されていれば、情シス側にも相応の準備や調整が必要になります。

経験者であれば、システムの規模や更新予定を聞くことで、「どれくらい忙しくなりそうか」「自分の経験を活かせそうか」をある程度イメージできると思います。

ほかにも、職員数、端末台数、システム数、関連施設までサポートするのかを確認すると、業務量を把握しやすくなります。

また、SIerで開発を担当してきた方であれば、「社内でシステム開発を行っていますか」と確認しておくことも重要です。

求人票と面接の両方で判断する

求人票と面接内容を比較して転職先を判断するイメージ

社内SEへの転職を考えるときは、求人票だけで判断しない方がよいと思います。

求人票は重要な情報源ですが、そこにすべての仕事を書くことはできません。

一方、面接では応募者が企業から評価されるだけでなく、自分自身もその会社を確認することができます。

特に40代では、「採用してもらえるか」だけを考えるのではなく、これまで積み上げてきた経験を活かせる環境なのかを確認してほしいと思います。

40代から社内SEを目指す際に、どのような経験やスキルが活かせるのかについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

関連記事:40代から社内SEへ転職できる?実際に40代で病院SEへ転職した私が経験・スキルを解説

そして、もう一つ大切なのが働きがいです。

条件がよくても、自分の経験を活かせない仕事や、興味を持てない仕事では、長く働くことが苦しくなるかもしれません。

逆に、自分が経験してきたシステム導入やネットワーク構築、ベンダー調整などを必要としている会社であれば、40代まで積み上げてきた経験そのものが強みになります。

40代から社内SEを目指す際に、どのような経験やスキルが活かせるのかについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

また、社内SEとSIerでは仕事内容や働き方に違いがあります。両方を経験した立場から、その違いをこちらの記事で紹介しています。

実際の求人を見ることで、企業によって仕事内容や求める経験、年収などがどのくらい違うのかも確認できます。

社内SEの待遇や年収を知りたい方は【社内SE転職ナビ】

まとめ|社内SE転職は仕事内容の確認が重要

転職条件を確認したうえで合意するビジネスパーソン

社内SEへの転職で後悔しないために確認したいポイントを、もう一度整理します。

  1. 社内SEの担当範囲
  2. 情シスの人数と体制
  3. システム導入と運用の比率
  4. 年収・役職・勤務条件
  5. 入社後に期待される役割
  6. 困ったときの支援体制
  7. 今後予定しているIT施策

社内SEは、会社によって仕事内容も働き方も大きく異なります。

「社内SEになりたい」という理由だけで転職先を決めるのではなく、どのような仕事を、どのような体制で担当するのかを確認することが大切です。

特に40代では、これまで積み重ねてきた経験があります。

その経験を活かせる職場なのか、そして自分自身が働きがいを感じられる仕事なのか。

求人票と面接の両方から確認して、自分に合う社内SEの仕事を探してほしいと思います。

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